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小野道風図鍔(鐔)
銘 行年七十二 勝房花押
Ono no Tofu motif tsuba
Signed Gyonen 72 Katsufusa Kao
鍔
No.
2324
特別保存
350,000
円(税込)

四分一磨地竪丸形高彫毛彫片切彫象嵌色絵打返し耳
縦:69.7mm 横:63.3mm
切羽台厚さ:4.2mm
耳際厚さ:4mm
『刀剣美術584号』所載

Late Edo period
Mito, Hitachi province
Shibuichi
Height: 69.7mm
Width: 63.3mm
Thickness at seppadai: 4.2mm
Thickness at mimi: 4mm
Shown in issue 584 of the magazine "Token bijyutsu"
NBTHK certificate: Tokubetsu hozon tosogu
音声解説
00:00 / 01:04
誰しもスランプに陥ることはある。藤原行成、藤原佐理とともに三蹟と称えられ日本独自の書風を完成させた小野道風。そんな彼にも才能の限界を感じ、書道を止めようかと思い悩んだ時期があった。ある雨の日、道風は柳の枝に跳び移ろうとする蛙を見た。届かなくても何度も何度も挑戦する蛙。絶対に無理だと思っていたその時、一陣の風が吹いて枝は蛙に近づき、見事跳び移ることができたのだ。その姿に道風は書をやり直すきっかけを得た。という史実かどうかは不明の逸話がある。それにしても、蛙は何故柳の枝に跳び移ろうとしたのだろう。
萩谷勝房は尚簧亭勝隣と同人で萩谷勝平の兄。詳細な描写に長けた水戸金工の例に漏れず、高い技量で雨中の情景を描いている。四分一磨地を浅い打ち返し耳とし、高彫表現は勿論のこと、極細の雨の線刻、風になびく柳の枝葉のしなやかな描写も見事。柳の葉は細かく鏨を運んで葉の縁を写実的に表現している。柔らかな水の流れは片切彫と毛彫の併用。心なしかふくよかな蛙は際端を絞った高彫で肉感豊か。道風だけに注目しても高彫表現に奥行きがある。これだけの巧者でありながら勝房の作品は少なく、貴重である。『刀剣美術』の水戸金工の解説中で出来が優れていると評されている。
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